一般社団法人 可視化情報学会 定款

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平成23年6月1日 施行
平成27年7月21日 改定
平成28年7月19日 改定

一般社団法人 可視化情報学会 定款

第1章 総 則

(名 称)

第1条 この法人は、一般社団法人可視化情報学会(英文名Visualization Society of Japan)と称する。

(事務所)

第2条 この法人は、事務所を東京都北区に置く。

2 この法人は、理事会の決議によって、必要の地に従たる事務所を置くことができる。

第2章 目的及び事業

(目  的)

第3条 この法人は、可視化情報に関する研究の進展と知識の普及を図り、もって我が国における学術の発展に寄与することを目的とする。

(事  業)

第4条 この法人は、前条の目的を達成するために次の事業を行う。

(1)研究発表会及び学術講演会等の開催

(2)学会誌及び学術図書等の刊行

(3)研究及び調査の実施

(4)研究の奨励及び研究業績の表彰

(5)内外の関連学術団体との連絡及び協力

(6)国際的な研究協力の推進

(7)その他目的を達成するために必要な事業

2 前項の事業は、本邦及び海外で行うものとする。

第3章  会  員

(種  別)

第5条 この法人の会員は、次のとおりとする。

(1)正会員 この法人の事業に賛同して入会した個人

(2)賛助会員 この法人の事業に賛同し、この法人の事業を援助する個人又は法人

(3)学生会員 この法人の事業に賛同して入会した個人で、高等専門学校、大学、大院などの学生である者

(4)名誉会員 この法人に特に功労のあった者で理事会の決議をもって推薦された者

(入  会)

第6条 正会員、賛助会員及び学生会員になろうとする者は、別に細則に定める手続きを行い、理事会の承認を受けなければならない。

2 名誉会員に推薦された者は、入会の手続を要せず、本人の承諾をもって会員となるものとする。

(会  費)

第7条 この法人において経常的に生じる費用にあてるため、会員は、総会において別に定める入会金及び会費を納入しなければならない。

2 既納の入会金及び会費は、いかなる事由があっても返還しない。

3 名誉会員は入会金及び会費を納めることを要しない。

(退  会)

第8条 会員は、理事会において別に定める退会届を提出することにより、任意に退会することができる。但し、未納の会費があったときはこれを支払わなければならない。

(除  名)

第9条 会員が次のいずれかに該当するときは、総会の決議によって除名することができる。

(1) この定款、その他の規則に違反したとき

(2) この法人の名誉を毀損し、又はこの法人の目的に反する行為をしたとき

(3) その他、除名すべき正当な事由があったとき

2 前項により除名が決議されたときは、その会員に対し通知するものとする。

(資格の喪失)

第10条会員は、次のいずれかに該当するときは、その資格を喪失する。

(1)退会したとき

(2)当該会員が死亡し、又は解散したとき

(3)会費を一定期間以上滞納し、督促に応じないとき

(4)除名されたとき

2 代議員である正会員が会員資格を喪失したときは、代議員資格を喪失したものとする。

第4章 代議員

(代議員)

第11条 この法人には、25名以上60名以下の代議員を置く。

2 代議員をもって一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(以下、「法人法」という。)上の社員とする。

(代議員の選任)

第12条 代議員は、正会員から選ばれることを要する。正会員は代議員選挙に立候補することができる。代議員は別に理事会で定める代議員選挙細則により選出され、総会で承認を受ける。

2 正会員は、他の正会員と等しく代議員を選挙する権利を有する。理事又は理事会は、代議員を選出することはできない。

(代議員の任期)

第13条 代議員の任期は選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時総会の終結時までとする。再任は妨げないが、継続して最長2期までとする。

2 欠員又は増員のため選任された代議員の任期は、前任者又は在任中の代議員の任期の満了するときまでとする。

3 代議員は、第11条に定める定数に足りなくなるときは、任期満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、なお代議員としての権利義務を有する。

4 代議員が次の事項に掲げる訴えを提起した場合においては、本条第1項及び第2項の規定にかかわらず、当該訴えの提起により開始された訴訟手続きが判決の確定、取り下げその他の事由により終結するまでの間、当該代議員はこの法人の社員資格を失わない。

(1)総会決議取消の訴え

(2)解散の訴え

(3)責任追及の訴え

(4)役員の解任の訴え

5 前項の規定によりこの法人の社員の資格を失われないとされた代議員は、理事及び監事の選任若しくは解任又は定款変更については議決権を有しない。

(正会員による権利の行使等)

第14条 代議員でない正会員は、法人法に規定された次に掲げる代議員の権利を、代議員と同様にこの法人に対して行使することができる。

(1)定款の閲覧等

(2)代議員名簿の閲覧等

(3)総会の議事録の閲覧等

(4)代議員の代理権証明書面等の閲覧等

(5)議決権行使書面の閲覧等

(6)計算書類等の閲覧等

(7)清算法人の貸借対照表等の閲覧等

(8)合併契約等の閲覧等

2 理事又は監事は、その任務を怠ったときは、この法人に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負い、法人法第112条の規定にかかわらず、この責任は、すべての正会員の同意がなければ、免除することができない。

(代議員の報酬)

第15条 代議員の報酬は無報酬とする。

第5章 総会

(構  成)

第16条 総会は、すべての代議員をもって構成する。

2 前項の総会をもって、法人法上の社員総会とする。

3 会員はオブザーバーとして総会に出席することができる。

(権  限)

第17条 総会は、次の事項について決議する。

(1)入会の基準並びに入会金及び会費の額

(2)会員の除名

(3)代議員の選任

(4)理事及び監事の選任又は解任

(5)前事業年度の事業報告の承認

(6)貸借対照表及び正味財産増減計算書並びにこれらの付属明細書の承認

(7)定款の変更

(8)解散及び残余財産の処分

(9)その他総会で決議するものとして法令又はこの定款で定められた事項

(開 催)

第18条 この法人の総会は、通常総会及び臨時総会とする。通常総会は、毎事業年度の終了後3ヶ月以内に開催し、臨時総会は、必要に応じて開催する。

(招 集)

第19条 総会は、法令に別段定める場合を除き会長が招集する。

2 総会の招集は、少なくとも2週間前までにその会議に付議すべき事項、日時及び場所等その他法令に定める事項を記載した書面をもって通知する。

3 全代議員の議決権の5分の1以上の議決権を有する代議員が会議の目的を示して請求したときは、会長は臨時総会を招集しなければならない。

4 代議員は、会長に対し、総会の目的である事項及び招集の理由を示して、臨時総会の招集を請求することができる。

(議  長)

第20条 総会の議長は、会長とする。

2 会長が欠けたとき、又は会長に事故があるときは、出席した副会長の中から議長を選出する。

(議決権)

第21条 代議員は、総会において各一個の議決権を有する。

(決  議)

第22条 総会は、全代議員の議決権の過半数以上の者が出席しなければ、その議事を開き決議することができない。ただし、当該議事につき、書面若しくは電磁的方法をもって表決することができる。書面若しくは電磁的方法をもって表決した者は、出席者とみなす。

2 総会の決議は、出席代議員の議決権の過半数をもって行う。

3 前項の規定にかかわらず、次の決議は、全代議員の半数以上であって、全代議員の議決権の3分の2以上にあたる多数をもって行う。

(1)監事の解任

(2)定款の変更

(3)解散

(4)その他法令又はこの定款で定められた事項

(議事録)

第23条 総会の議事については、法令の定めるところにより議事録を作成する。

2 前項の議事録には、議長及び出席代議員2名以上が記名捺印する。

第6章 役員

(役  員)

第24条 この法人には、次の役員を置く。

(1)理事 10名以上20名以内

(2)監事 2名

2 理事のうち1名を会長とし、会長をもって法人法上の代表理事とする。

3 理事のうち3 名以内を副会長とし、副会長をもって法人法上の業務執行理事とする。

(役員の選任)

第25条 理事及び監事は、別に定める役員選出規則に従って選出し、総会の決議により選任する。

2 会長及び副会長は、理事会の決議によって定める。

3 特定の理事とその親族その他特別の関係にある者の合計数は、理事現在数の3分の1を超えてはならない。

4 理事及び監事は、相互に兼ねることができない。

(理事の職務及び権限)

第26条 理事は理事会を構成し、法令及びこの定款で定めるところにより、職務を執行する。

3 会長は、法令及びこの定款で定めるところにより、この法人を代表し、その業務を執行する。

4 副会長は会長を補佐し、理事会において別に定めるところにより、この法人の業務を分担執行する。

(監事の職務及び権限)

第27条 監事は、理事の職務の執行を監査し、法令の定めるところにより、監査報告を作成しなければならない。

2 監事は、いつでも、理事及び事務局(使用人)に対して事業の報告を求め、この法人の業務及び財産の状況を調査することができる。

3 監事は、理事会に出席し、必要があると認めるときは、意見を述べなければならない。

4 監事は、理事が不正の行為をし、若しくは不正の行為をするおそれがあると認められるとき、又は法令若しくは定款に違反する事実若くは著しく不当な事実があると認めるときは、遅滞なく、その旨を理事会に報告しなければならない。

5 監事は、前号に規定する場合において、必要があると認めるときは、会長に対し、理事会の招集を請求することができる。

6 監事は、その他、監事に認められた法令上の権限を行使することができる。

(役員の任期)

第28条 理事及び監事の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時総会の終結時までとする。再任は妨げないが、監事においては継続して最長2期までとする。

2補欠又は増員のため選任された理事の任期は、前任者又は在任中の理事の任期の満了するときまでとする。

3 補欠のため選任された監事の任期は、前任者の監事の任期の満了するときまでとする。

4 理事又は監事は、第24条に定める定数に足りなくなるときは、任期満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された者が就任するで、理事又は監事としての権利義務を有する。

(役員の解任)

第29条 理事及び監事は、総会の決議によって解任することができる。

(役員の報酬)

第30条 理事及び監事は無報酬とする。

第7章  理事会

(構  成)

第31条 この法人に、理事会を置く。

2 理事会は、全ての理事をもって構成する。

(権  限)

第32条 理事会は、次の職務を行う。

(1)この法人の業務執行の決定

(2)理事の職務執行の監督

(3)会長及び副会長の選定及び解職

(4)細則、規則の制定、変更及び廃止に関する事項

(5)その他、法令又はこの法人の定款に定められた事項

(招  集)

第33条 理事会は、会長が招集する。

2 会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、各理事が理事会を招集する。

(議  長)

第34条 理事会の議長は、会長とする。

2 会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、出席した理事の中から議長を選出する。

(決  議)

第35条 理事会の決議は、決議について特別の利害関係を有する理事を除く理事の過半数が出席し、出席理事の過半数をもって行う。

2 前項の規定にかかわらず、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第96条の要件を満たしたときは、理事会の決議があったものとみなす。

(議事録)

第36条 理事会の議事については、法令の定めるところにより議事録を作成する。

2 議事録には、議長及び出席した監事が署名押印するものとする。

第8章 資産及び会計

(資産の種別)

第37条 この法人の資産を分けて、基本財産とその他の財産の2種とする。

2 基本財産は、次に掲げるものをもって構成する。

(1)基本財産とすることを指定して寄附された財産

(2)理事会で基本財産に繰り入れることを決議した財産

3 その他の財産は、基本財産以外の資産とする。

(資産の管理)

第38条 前条の財産は、この法人の目的を達成するために善良な管理者の注意をもって管理しなければならず、基本財産を処分するときは、あらかじめ理事会及び総会の承認を要する。

(経費の支弁)

第39条 この法人の事業遂行に要する経費は、資産をもって支弁する。

(事業年度)

第40条 この法人の事業年度は、毎年6月1日に始まり、翌年5月31日に終わる。

(事業計画及び収支予算)

第41条 この法人の事業計画書及び収支予算書については、毎事業年度の開始の日の前日までに、会長が作成し、理事会の承認を受けなければならない。これを変更する場合も、同様とする。

2 前項の書類については、主たる事務所に、当該事業年度が終了するまでの間備え置くものとする。

(事業報告及び決算)

第42条 この法人の事業報告及び収支決算は、毎事業年度終了後、会長が次の書類を作成し、監事の監査を受けた上で、理事会の承認を経て、通常総会に提出し承認を受けなければならない。

(1) 事業報告書

(2) 事業報告の付属明細書

(3) 貸借対照表

(4) 正味財産増減計算書

(5) 貸借対照表及び正味財産増減計算書の付属明細書

2 前項の書類のほか、監査報告を主たる事務所に5年間備え置くとともに、定款、代議員名簿を主たる事務所に備え置くものとする。

(監査報告)

第43条 監事は、前条の書類を受理したときは遅滞なくこれを監査し、その意見を会長に報告しなければならない。

(剰余金の分配禁止)

第44条 この法人は、剰余金を分配することができない。

第9章 定款の変更及び解散

(定款の変更)

第45条 この定款は、総会の決議によって変更することができる。

(解  散)

第46条 この法人は、総会の決議その他法令で定められた事由により解散する。

(残余財産の帰属)

第47条 この法人の解散に伴う残余財産は、総会の決議を経て、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第5条第17号に掲げる法人又は国若しくは地方公共団体に贈与するものとする。

第10章 公告の方法

(公告方法)

第48条 この法人の公告は、主たる事務所の公衆の見やすい場所に掲示する方法により行う。

第11章 事務局

(事務局)

第49条 この法人に事務局を置く。事務局の組織及び運営に関して必要な事項は、理事会で定める。

第12章 雑則

(委任)

第50条 定款に定めるもののほか、この法人の運営に必要な事項は、理事会の決議を経て会長が別に定める。

附  則

1. この定款は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第121条第1項において読み替えて準用する同法第106条第1項に定める一般社団法人設立の登記の日から施行する。

2. 本会の最初の代表理事は菱田公一とする。

3. 本会の設立日現在の理事及び監事は次に掲げる者とする。
理事:菱田公一、後藤 彰、岡本孝司、渡邉好夫、平原裕行、榊原 潤、海保真行、澤田達男、横野泰之、森 治嗣、藤澤延行、伊藤慎一郎、飯田明由、土井章男、二宮 尚、宮地英生、武居昌宏、小山田耕二、村田 滋、新関良樹
監事:石綿良三、高原正雄

4. 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第121条第1項において読み替えて準用する同法第106条第1項に定める特例民法法人の解散の登記と、一般社団法人の設立の登記を行ったときは、第40条の規定にかかわらず、解散の登記の日の前日を事業年度の末日とし、設立の登記の日を事業年度の開始日とする。

5. この定款の施行後最初の代議員は、第11条から第14条に定めた方法と同じ方法で予め行う代議員選挙において最初の代議員として選出された者とする。

平成28年度事業計画

学会の活動(第28期)

本学会は、昭和56年(1981年)に「流れの可視化学会」としてスタートしたが、平成2年には「可視化情報学会」としてさらに広く「可視化情報に関する研究の進展と知識の普及のため」の法人としての歩みを進めてきた。この間、「可視化」に関連する学術的知見と諸技術は、理工学、社会科学、人文科学、医学を含む様々な分野の発展において必要不可欠な基盤となってきている。本学会は「可視化」とそれに関連する情報を対象とする学術と科学技術のさらなる発展と普及を目指しており、その役割と任務は大きい。
さらなる会員サービスの向上を第一目標に、若手会員の増強や会員間の情報交換の促進などを念頭においた学術研究の促進、産業界への情報展開や交流、社会への啓蒙を強化して行きたい。具体的には、英文論文集Journal of Visualization、和文論文集、学会誌、学会ホームページ等の情報媒体のいっそうの充実、および国内外の会議やシンポジウムの開催、講演会・講習会・研究会の企画による会員サービス向上を推進する。さらに、「将来の魅力ある学会のすがた」についての検討に着手する考えである。これらの活動を通して、会員間の交流促進、産業界との連携強化をすすめていく予定である。

平成27年度事業計画

学会の活動(第27期)

本学会は、昭和56年(1981年)に「流れの可視化学会」としてスタートしたが、平成2年には「可視化情報学会」として、さらに広く「可視化情報に関する研究の進展と知識の普及のため」の法人としての歩みを進めてきた。この間、「可視化」も、いまや理工学に留まらず社会科学、人文科学を含む様々な分野の基本的な「認識技術」として広く定着してきている。さらに近年は、big data時代と呼ばれるように膨大な情報が入手できる時代となって、その情報の全体像の認識と利活用は、極めて重要な位置を占めている。この意味で、本学会は「可視化」の研究と普及を目指す学術集団として、その役割に大きな期待がかけられている。
これを果たすために、従来以上に、先端的な学術研究の進展、産業界との情報共有と可視化技術の展開、社会のへの普及と啓蒙を強化して行きたい。具体的には、英文論文集Journal of Visualization、和文論文集、学会誌等のいっそうの充実、国内外の会議やシンポジウムの開催、講演会・講習会・研究会の推進に努める。特に、「可視化」を通してより広範な学術分野との交流を進めるとともに、産業界の期待に応えられる学会のあり方、施策を模索したい。また、若手研究者・技術者の声を広く取り入れて活性化を図っていく考えである。

第27期 表彰

第27期学会賞

技術賞

(1)

表  題: レーザーを用いた完全非接触でのLamb波生成可視化技術の開発
著  者: 神田 淳(JAXA) , 細矢 直基(芝浦工業大学) , 梶原 逸朗(北海道大学)
対象論文: 可視化情報, Vol. 35, Suppl. 2 (全国講演会京都2015), C105 (2015)
推薦理由: Lamb波生成にレーザーアブレーション,可視化にレーザードップラーを利用することで,十分な応答性・精度を有する完全非接触のシステムを構築し,自動かつ短時間でLamb波を生成可視化することに成功した.Lamb波を用いた構造損傷検知技術の実用化の道を拓いたという点で,本技術の有効性が示された.

(2)

表  題: Evaluation for rolling behavior of cell-sized particle by lateral observation in microchannel
著  者: 吉田 佳広(東京理科大学),亀谷 雄樹(東京理科大学),元祐 昌廣(東京理科大学)
対象論文: The 11th International Symposium on Particle Image Velocimetry (PIV’15), #B11, Santa Barbara, USA (2015)
推薦理由: 本技術は,これまでの併進運動のみを抽出するPIV/PTVを拡張させる技術であり,微小スケールにおける可視化技術の高度化はもちろん,スケールを拡張することも可能であり,可視化技術の進展に著しく寄与しうる技術であることが評価された.

奨励賞

(1)

受賞者:  田中 洋介(京都工芸繊維大学)
表  題: Thinning and Break-down Behavior of Liquid Film under
a Droplet Floating on the Mother Phase
関連論文: The 16th International Symposium on Flow Visualization (ISFV16),
#1159, Okinawa, Japan (2014)
推薦理由: バックライト法による可視化,デジタルホログラフィ応用計測,PIV等による流動解析など,様々な流れ場に対し研究し,主にデジタルホログラフィを用いた可視化計測において多くの評価される貢献があった.

(2)

受賞者:  八木 佐也香 (NTT (元お茶の水女子大学))
表  題: Storyline を適用した連続数値型時系列データ可視化のためのレイアウト手法
関連論文: 可視化情報, Vol. 35, Suppl. 1 (可視化情報シンポジウム), D108 (2015)
推薦理由: storylineを用いた時系列データ群の可視化法に関する新しい試みの提案がなされた.時系列データ群という,多くの分野で極めて重要でありながらも,情報可視化の分野では比較的研究が少ない対象に対して,発展性のある有望な手法を提案していることが評価された.

全国講演会(京都2015)ベストプレゼンテーション賞

(1)

講演題目: 「生体での感覚・恒常性維持反応の可視化と情報抽出」
講演者: 西村 智(自治医科大学・東京大学・JSTさきがけ)

(2)

講演題目: 「噴出速度の異なる高速乱流バーナー火炎の瞬間三次元密度分布の20方向シュリーレンCT計測と3Dプリンティング」
講演者: 石河 雄太(名古屋工業大学)

(3)

講演題目: 「レーザーを用いた完全非接触でのLamb波生成可視化技術の開発」
講演者: 神田 淳(宇宙航空研究開発機構)

第43回可視化情報シンポジウム ベストプレゼンテーション賞

(1)

講演題目: 「多孔質内におけるレイリーテイラー不安定性の可視化」
講演者: 兵藤陽光(東京工業大学)

(2)

講演題目: 「2段階誘電泳動を用いた腫瘍細胞の連続的分離」
講演者: 清水孝充(東京理科大学)

(3)

講演題目: 「Tomographic PIVによる撹拌槽内乱流の3次元可視化計測」
講演者: 高橋壱尚(横浜国立大学)

第43回可視化情報シンポジウム アート賞

大賞

タイトル: magne-synchronism
作  者: 市川賀康, 武藤真和(東京理科大学)

金賞

タイトル: Chlamy Art
作  者: 菊地謙次, 鹿毛あずさ, 石川拓司(東北大学)

銀賞

タイトル: 3Dプリンタによる透明樹脂を用いた3次元流体ダイナミックスの立体表現
作  者: 大道勇哉, 松尾裕一, 藤野敦志(JAXA), 酒井憲悟(豊通マシナリー), 藤田直行(JAXA)

第26期 表彰

第26期学会賞

論文賞

(1)

表  題: 円盤翼の急激迎角変化時の過渡的な渦構造
著  者: 長谷川裕晃(秋田大学),島川達也(筑波大学・院),松内一雄(筑波大学),中川健一(秋田大学)
対象論文: 可視化情報学会論文集,Vol.34, No.6, pp.9-16 (2014).
受賞理由: 本論文は,迎角が急激に変化する円盤翼に働く流体力とその周りの流れ場を調べたものである.2次元と3次元のPIVを駆使し,円盤翼周りの非定常な渦構造が詳細かつ精度良く可視化されている.渦構造の変化と流体力の変化の相互関連が議論されており,通常の翼の非定常効果と三次元効果に関する基礎研究として高く評価できる.また,流体力の制御法開発や,鳥・昆虫など生体の飛行システム解明など幅広い研究分野に有益な知見を与えるものである.

(2)

表  題: Mass transfer caused by gravitational instability at reactive solid-liquid interfaces
著  者: Ryoko Otomo(関西大学), Nobuhiko Ishii(北海道大学・院), Keita Takahashi(北海道大学・院), Shusaku Harada(北海道大学)
対象論文: Journal of Visualization, Vol.17, Issue 1, pp.49-57 (2014).
受賞理由: 本論文の著者らは,硫酸銅水溶液中におかれたステンレス製球形粒子群流動層と銅製電極に電圧を印加し,銅製電極から硫酸銅水溶液へ移動する銅イオンの濃度を赤外線吸収法によって可視化した.電極は粒子群上方に置かれており,密度の大きな銅イオンが粒子群に降下堆積した.銅イオンの輸送量は粒子の幾何学的配置に依存すること,密度差に伴う不安定性に起因した対流が輸送特性を支配することが明らかとなった.本論文により得られた知見は,様々な物質の輸送過程を時空間的に捉える手法を確立すると共に,流動層における対流現象の解明に寄与する.

技術賞

(1)

表  題: MusiCube: 特徴量空間における対話型進化計算を用いた楽曲提示インタフェース
著  者: 斉藤優理(お茶の水女子大学・院), 伊藤貴之(お茶の水女子大学)
対象論文: 可視化情報学会論文集, Vol.34, No.9, pp.17-27 (2014).
受賞理由: 本論文では,様々なジャンル・アーティストの楽曲の中から,楽曲の特徴に関するリスナーの嗜好に合わせて選曲する楽曲提示インタフェース「MusiCube」を構築し,その有用性を検証している.タイトルやアーティスト情報などのメタデータを用いた従来の提示インタフェースと異なり,多次元楽曲特徴量をもとに対話型進化計算によってリスナーの嗜好を学習することで,リスナーの感性に合った楽曲の提示を実現するもので,感性データを可視化する新しい技術として今後の発展が大いに期待できる.

(2)

表  題: Story visualization of novels with multi-theme keyword density analysis
著  者: Miyuki Yamada(日本大学・明星大学), Yuichi Murai(北海道大学), Ichiro Kumagai(明星大学)
対象論文: Journal of Visualization, Vol.16, Issue 3, pp 247-257 (2013).
受賞理由: 本論文では,文学作品の数値化解析による可視化法として提案されたキーワード濃度分布の視覚像表現を異なるカテゴリーの戯曲と小説に適用して,一つのテーマに対する物語の展開パターンが作品によってどのように異なるかを視覚像として示している.さらに,複数のテーマが複雑に関連して描写される小説において,それらのテーマの相互関連やそれが物語の進行とともにどのように展開していくかを3次元的に視覚化する手法を示している.これらの結果は,今後文学作品を多様な観点から解析し,新たな発見につなげていく研究に資するものと期待される.

奨励賞

(1)

受賞者:  菊地謙次(東北大学)
表  題: Near wall flow visualization by inclined-observation using confocal micro PIV method
対象業績: The 12th International Symposium on Fluid Control, Measurement and Visualization (FLUCOME2013), OS10-02-3 (2013).
受賞理由: 候補者は,マイクロ流れや生体内流れに関する研究分野において可視化技術を駆使した実験的研究で多くの業績を挙げた.特に,本論文は,共焦点顕微鏡を用いたマイクロPIV法による壁面近傍速度場計測において,その測定面を傾斜させることで速度分布の疑似三次元的な測定の可能性を見いだしたものであり,その簡便性と有用性に鑑みて技術的に高く評価できる.こうした氏の取り組みを通して,今後の研究活動が大いに期待できる.

(2)

受賞者:  松岡大祐(海洋研究開発機構)
表  題: 多次元伝達関数の地球流体シミュレーションの可視化への応用
対象業績: 可視化情報, Vol.33, Suppl.II, 可視情報全国講演会(会津2013)講演論文集, pp. 275-276 (2013).
受賞理由: 候補者の一連の研究では,シミュレーション結果の情報可視化において,多次元的な伝達関数(カラーマップ)や多変量解析等の手法を応用することで,研究者の気づきを促し,多変量データの新たな解釈を導き出す手法の開発に成功している.その成果は,地球科学と可視化情報の両分野の垣根を超え,新しい分野が切り開かれる段階に到達しようとしている.今後も,活発な研究活動によって,可視化情報における長期的な貢献および優れた業績が期待できる.

映像賞

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受賞者:  佐藤慧拓(東洋大学 理工学部), 菊地謙次(東北大学), 望月 修(東洋大学)
表  題: 葉脈流れの可視化
対象作品: 2013年4月 学会HP フラッシュ (2013).
受賞理由: 本映像は,蛍光色素を植物ナンテンの葉に吸わせ,その高解像度蛍光マクロ像を微速度撮影することで,複雑に枝分かれした葉脈内の流れの可視化を行ったものである.吸われた水が葉の中央脈から分岐した側葉脈へ徐々に浸潤していく,植物内部の水の流れが鮮やかに可視化された,これまでにない可視化映像である.葉先端方向の吸水速度に関する学術的な知見を与えただけでなく,可視化技術の素晴らしさを広く一般に知らしめることのできる,美しい映像である.

第42回可視化情報シンポジウム ベストプレゼンテーション賞

  1. 講演題目:Visualization of Scallop Larva Distribution in Funka Bay
    講演者:趙 コン (京大院)
  2. 講演題目:「スプレー塗装型非定常PSPの遷音速風試への適用と評価」
    講演者:杉岡 洋介 (東北大)
  3. 講演題目:「インデューサに発生するキャビテーションの高速度ビデオによる可視化」
    講演者:角田 篤洋 (東工大)
  4. 講演題目:「2色シート光とフレーク状粒子による円管内乱流パフの渦構造可視化」
    講演者:大久保 順平 (北大院)

第42回可視化情報シンポジウム アート賞

  • 大賞
      タイトル:粒子ベースレンダリングを用いた松が峰教会の半透明レンダリング
      作者:王 セイ, 長谷川 恭子, 岡本 篤志, 田中 覚 (立命館大)
  • 金賞
      タイトル:三次元プリンターを用いた航空機周り流れ場の数値シミュレーション
    結果の立体可視化模型
      作者:石向 桂一, 松尾 裕一, 藤野 敦志, 酒井 憲悟, 藤田 直行 (JAXA)
  • 銀賞
      タイトル:笑顔のシンフォニー
      作者:茨城 和花 (東洋大)